パリは世界一パンが美味しい!パン文化の国の中でダントツでクオリティが高い!
その中でもバゲットはとにかく美味しい!私は、一番好きなパンがバゲットなのですが…パリは、バゲット天国!
何処のパン屋さんでも売っていて、何処で買ったらいいか迷うのですが、「バゲットコンクール」受賞のパン屋さんなら間違いなし!バゲットのいろいろと、2020年度のバケットコンクール優勝店も紹介します!
ちなみに、パン屋はフランス語で、boulangerieといいます。
バゲットとフランスパンの違い
フランスパンは、小麦粉、水、塩、イーストのみで作られるフランス発祥のパンの総称で、いわゆるハード系のパンです。バゲットはフランスパンの中のひとつの種類となります。
日本では両方作っているパン屋さんは少ないのですが、厳密には、バゲットには2種類あります。
・baguette
・baguette de tradition
トラディションのバゲットは、その名の通り、昔ながらの製法で作られたバゲット。
トラディションの特徴
・材料は、小麦粉、水、塩、酵母
※小麦粉・塩は一定基準のもの
・冷凍生地を使わない
・添加物が入っていない
・その店で焼いたもの 等
食感はトラディションの焼きが強く皮が厚く固めで気泡がたくさん入っている。普通のバゲットは、気泡が少なく、もっちりしています。朝ごはんやサンドイッチ等にしたり、軽く食べたいときはバゲットで、肉魚料理や味の濃い料理には”バゲット トラディション”がオススメ。
大きさは、バゲットの方が長く、価格は、バゲットが日本円で100円前後。トラディションは130円前後で、何処のお店でもトラディションの方が少しだけ価格が高いです。
バゲットの焼き具合も選べる!?
驚きなのが、バゲットの焼き具合をオーダーできます。奥が深すぎるフランスのバゲット文化。バゲットは、フランスの食卓には欠かせないもの。日本人もご飯の硬さや品種の好みは、人によって違う感覚と似ているのかも…
bien cuite (ビアンキュイ)
焦げ目がついたよく焼けたもの
pas trop cuite (パ・トロ・キュイ)
よく焼きすぎていないもの
私は、バゲット(トラディションじゃない)のあまり焼けていないものが好みです。焼きすぎていないだけで、外側はパリッとして中はモチモチです!ちなみに、バゲットは半分でも買えます。バゲットのハシゴをする時(私くらいか…)等、一本だと多いときは、demi-baguette(ドゥミバゲット)といえば、切ってもらえます。
バゲットをかじるパリジャン
バゲットを持っているパリジャンを見かけたら、バゲット に注目してみてください。バゲットを買うと、包装紙を巻いただけで、バケットがむき出してカバンから飛び出しているのですが、よく見るとバケットの先ががかじられている…そうやって売られているの!?と思うほどかじられています。焼き立てでいい匂いのバゲットを買ったら食べずにはいられない。そんな気持ちはよくわかります。
パリジャンのお作法を真似してみたら、美味しすぎて一口では止まらず、一本食べきってしまった…バゲット以外の食も楽しみたいのに、危険です。
そういえば、昔、塾の夏期講習にバゲット(フランスパン)を一本買っていき、昼ご飯、おやつ、夜ご飯で食べ切り、友達が引いていたな。あの頃が人生で一番、バゲット愛に溢れていたかも。
パリのバゲットコンクール
毎年4月にパリ市が開催。パリ市内のパン屋さんなら誰でも応募可能です。
審査されるバケットには、細かな規定が決められています。
・長さ 55~65cm
・重さ 250~300g
・小麦粉1kgに対して塩18g
審査員は、パンの専門家、前年の優勝者、公募で選ばれるパリ市民。
味、外の焼き加減、中身の見た目、香り、形を審査して、10位まで発表。表彰されるのはお店ではなく、パン職人さん個人。職人技や食文化に敬意を示すフランスらしいところですね!
最優秀賞は、副賞として、4000ユーロの賞金と、大統領が食すバゲットとして、大統領官邸エリゼ宮に1年間バケットをおさめる名誉を与えられます!
2020年バゲットコンクール優勝店
Meilleure baguette de Paris 2020 パリ最優秀バゲット賞
2020年の最優秀賞を獲得したのは、17区にある「Maison Julien Les Saveurs de Pierre Demours」のTaieb Sahalさん。
Maison Julien は いくつか店舗があり、今回 優勝したお店は Pierre Demours 通りにあるお店になります。
お店情報
住所
13, rue Pierre Demours 75017 PARIS
過去優勝店と2020年入賞店MAP
2017年以降の優勝店と2020年の入賞店をマッピングしました。2020年の入賞店は、お店の名前が変わっているところもあり、店名が変わっていないところをマッピングしています。
正直、どこも美味しい!ホテルや観光・お買い物場所によってアクセスしやすいところに行くと良いと思います。
日本でも食べられる本場フランスパン
Le Grenier à Painの支店の1つであるモンマルトの丘の近くにあるABBESSES店は、過去、2010年と2015年のバゲットコンクールで優勝しています。
Le Grenier à Painは、日本にも支店を出していて、本場フランスパンを買うことができます。場所は、東京の半蔵門駅から徒歩2分。
バゲット好きな方はもちろんのこと、ご飯党、高級食パン派、クロワッサン好きな方も、パリに行ったら、焼き立てのバゲットを一度は食べてもらいたいです。