アフリカ ケニア

黄熱の予防接種について

09/01/2021

ケニアへ行く際は、黄熱の予防接種を受けることをオススメします。日本から観光目的でケニアを訪れる場合には必ずしも接種が必要ではないものの、経由する国や出入国審査官の裁量で「イエローカード(黄熱ワクチン接種証明書)」の提示を求められることがあります。ちなみに、”黄熱病”と一般的に使われていますが、正式病名は、”黄熱”です。

黄熱ってどんな病気?

発生エリア

アフリカ大陸と南アメリカ大陸の、赤道を挟んだ北緯15度~南緯15度付近の国・地域で常時発生

感染経路

黄熱ウイルスをもった蚊に刺されることで感染
人から直接感染はしない

症状

症状は、発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気など
8割以上は自然に快復するが、約15%の方が重症化、その約半数が死に至る

予防法

WHOが承認したワクチンを1回接種することで、生涯にわたって感染を予防
予防接種を受けても、蚊に刺されないように十分に対策する

治療法

治療法はなく、症状に応じた対症療法のみ

黄熱の予防接種について

予防接種の有効期間

接種10日ごとから一生涯

予防接種を受けられる場所

検疫所、決められた医療機関等。接種できる場所が限られていて、要予約となっています。私が予約した時は、最短で1ヶ月後でした。渡航することが決まったら早めに予約してください。
接種場所は、厚生労働省のWEBサイトで紹介されています。

厚労省WEBサイト

接種時期と接種回数

1回の接種で生涯有効。小さい赤ちゃんでは副反応のリスクが高いため、接種できるのは、生後9ヶ月以上としている場合が多いです。

副作用

数時間後から約12日目の間に、接種部位の腫れ、発熱、頭痛、全身倦怠感、じんましん等の症状がでることがあります。通常 2〜3 日中 におさまります。稀に、重い副反応が出ます。私は3日間くらい全身の倦怠感。夫は、数時間後に発熱し2日くらい発熱(38度)と頭痛、1週間全身の倦怠感が続いていて辛そうでした。私の場合は、インフルよりは副反応が強く出て、コロナワクチン(モデルナ)の副反応よりは軽い症状で、夫の場合は、コロナワクチン(ファイザー)よりは重い症状。その時の体調と人によって違いそうです。 

費用

接種場所によって異なりますが、約12,000円。

本当のところ接種しなくても大丈夫?

受けなくても大丈夫という情報もありましたが、下記の理由で、私は接種して行きました。

●渡航前に見た、外務省の渡航情報でも、"イエローカード不携帯による無用なトラブルは避けたほうが良い"と記載。記載しているくらいだから、割と頻繁!?
●アフリカ・中東経由の場合、提示を求められる。
●WHOで黄熱病汚染国に指定されているから、渡航時に、条件が変わる可能性はゼロではない。(直前では接種が間に合わない)
●一回受ければ、生涯有効。この機会に接種すれば、他の国でも使える。(昔は10年間と言われていたが2016年7月11日より変更)

結果、エチオピア経由の時は飛行機を降りて、通関の手前で提示を求められ、パリ経由では一度も見せることなく終わりました。最新情報を得て、自己判断で決めてください!

-アフリカ, ケニア

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