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海外で車上荒しにあった時の対処法 「経緯と被害届入手」編

10/28/2020

オーストラリのパースで車上荒しにあいました。旅行会社時代にお客さんが盗難に遭い、対応をしたことはありますが、自分自身が被害に遭うのは初めて。ググりまくって、いろいろな方の体験談に助けられたので、恥をしのんで経緯・対処法などを紹介します。

今、この記事を見ている方で、車上荒らしにあった直後の方もいるかも!?
トラブルに見舞われたのは、あなただけではありません!動揺しまくって、変な汗しか出ないし、寝れないし、食欲ないし…

でも、明けない夜はありません!乗り越えられます!

※2019年11月の情報です。

車上荒らしにあった経緯と場所

オーストラリアのパースで、レンタカーを借りて旅行。ホテルに帰る途中、ホテルの近くのスーパーに立ち寄り、事件が発生しました。場所はパースの中心街からスワン川を渡ったフェリー乗り場の近くです。

翌日気づいたのですが、この辺一体に車上荒らし注意のサインがたくさんありました。「Remove it or Lose it(持っていく?それとも失くす?」はい…その通りです。「60秒で失くなる」とも書いてあります。買い物時間は、10分くらいでしたので、車上荒らしの犯人的には十分な時間でした。こういったサインがあったら、要注意エリアです!

駐車した場所は、スーパーがテナントとして入っているビルの前にある道路上にある駐車スペース。いろいろ調べたのですが、路面の方が被害にあう確立は高くなるようです。

注意ポイント

・路面の駐車場よりも建物の中にある駐車場を選ぶ
・「車上荒らし注意」の注意書きがあるところは、車上荒らし頻発地帯

10分ほど買い物をして戻ると、後部座席の窓ガラスが割れていて、風の強い日だったので、枝でも折れて当たった…?と能天気に思っていたら、夫が、「やられた…」と一言。お財布だけ持ち、パスポート・携帯の入ったカバンを置きっぱなしにしてしまったとのこと…普段から、お財布だけ持っていきがちな夫。おそらく犯人はそれを見ていて、ターゲットにしたのだと思います。

「パスポートは、ホテルのセキュリティボックスに!」そうなんですが…レンタカー屋さんに何か事故があった時に必要だから、携帯するように言われ、夫のパスポートだけ携帯していました。カバンの中には、パスポート以外に、国際免許証、夫の会社と私用の携帯二つ、レンタルのモバイルwifi、カメラ、現金AU200ドル等が入っていました。

対応その1「警察へ連絡」

まずは、警察へ届け出ましょう。

現地の警察の番号はわからないし、警察署がどこにあるかもわからない…私のスマホは無事だったけど、海外wifiを盗まれて検索もできない(海外パケットを使えばできたけど、頭が回らず)状況。人を頼るしかないとなり、後ろに止まっていた車に声をかけました。その車に乗っていたOLと思われる女性二人がめっちゃいい人!

途方にくれる東洋人に同情し、警察に電話をかけてくれ、警察へ事情を話してくれました。その後、スーパーの人も事件があったことを知り、とても心配してくれ、「出来ることあったら言ってね」と言ってくれました。

学んだこと

周りの人に助けを求める!

たまたま優しい人がいたかもしれませんが、日本で同じ状況にあっている人がいて助けを求められたら、よっぽどのことがない限り、助けてあげるのでは!?被害直後は、全ての人が悪人に見えてしまうかもしれませんが、とにかく周りの人に頼りましょう!

対応その2 「ポリスレポート(被害届)を入手」

警察が状況を把握したら、名前、生年月日、メールアドレスを聞かれ、伝えたメールアドレスにポリスレポート(被害届)のURLを送ると言われました。パースに住んでいた友達も車上荒らしにあった時、同じ対応だったそうです。ちなみに、車上荒らしは英語で、car vandalismと言います。

拙い英語だと、電話だけでは伝わらず、直接会って…となっていたと思いますが、助けてくれたお姉さんたちが全て電話で話してくれたおかげでもあります!本当に神でした。

10分後にはメールが来て、電話で伝えきれなかった盗難品を自分で登録して、ポリスレポートが完成します。このポリスレポートが重要で、レンタカー屋、大使館、保険の申請で必要になってきます。ホテルのビジネスセンターか、街中のコピーサービスで3枚は印刷すると安心です。

なお、URLの有効期間は7日以内。念のため、PDF化をしてGoogleDrive等のCloudにおけば必要な時に印刷できます。

添乗中にお客さんがお財布を盗まれた時に、警察へ行ったこともありますが、拘束時間も長かったし、書類の記入も大変でした…ICTの活用で、合理的で時間もロスせず、良い仕組み!アメリカ、ヨーロッパでの体験談では、同じような仕組みを見つけられませんでしたが、日本含め各国でも取り入れてほしいですね!

対応その3 「レンタカーの対応」

被害にあったのは、21時。カスタマーセンターに連絡するものの、誰も出ませんでした。一応メールも送りましたが反応なし。翌日も営業時間なのに、電話が繋がらす、免許証もないので、近くのレンタカーの店頭に行き、事情を説明すると、「免許証のコピーが登録されているから、ここまで、運転してきてオッケー!あと二日分の料金もらっているし、新しい車、用意してあげる!」さすがオージー…おおらか!(そういう問題か…)

レンタカー屋さんはOKというけれど、免許を携帯しないのは抵抗があるし、意気消沈丸な夫と私も、車に乗る気はせず、とりあえず、レンタカー屋さんまで運転して、車を返却しました。

レンタカーの保険に入っていたので、修理費用は請求されず、ポリスレポートを見せるだけで手続きは完了しました。

メモ

・レンタカーを借りるときは、保険に入る
・レンタカー屋さんに電話をする(繋がらなかったらメールを送っておく)
・レンタカーの保険を適用させるためには、ポリスレポートが必要

パスポートの再発行(厳密には「帰国のための渡航書」)に関しては、”海外で車上荒しにあった時の対処法 「帰国のための渡航書」編”でご紹介します。

海外で車上荒しにあった時の対処法 「帰国のための渡航書」編

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